コンセプト

アジアの広大な自然が生みだす素材と伝統的な手仕事を「和」にとりいれて製作しています。インド、タイ、インドネシアの作家たちと製作した布をはじめ、籐などの自然素材を用いたバック、古渡更紗を再現した帯や小物などを企画しております。それぞれの風土が生んだ個性豊かな素材との出会いから凜のアイテムが生まれます。

古渡更紗ー再現柄ー

17世紀前後になど日本に輸入されていたインド更紗は古渡更紗と呼ばれています。
木版を用い、判を押すように染色された色鮮やかな更紗は、異国情緒に溢れ、茶道具などの布として当時の大名や茶人達から競って求められるようになりました。
インドでは現在でも当時のままの技法が綿々と受け継がれています。
当社ではインドの工房と提携し古渡更紗を現在に再現しています。

カラムカリ更紗


更紗の故郷であるインドには木版染め更紗の他に手描きの更紗があります。カラムカリとはペルシャ語で「ペンを使った仕事」という意味で本来は宗教行事等に使われる布でした。
その語源からもわかる通り16世紀頃からペルシャを中心にとして東南アジアやヨーロッパに向けて輸出されていました。
木版更紗に比べ流通量は少ないですが現在でも花や樹皮、種などの自然素材の染料を用いて昔ながらの製法で染められています。
草花や神話のモチーフなどを全て手で描いていくこの更紗には他にはない独特の魅力があります。

カンタ刺子

カンタとはインドのベンガル地方に伝わる伝統的な針仕事の事をいいます。
元々は使い古された古布を重ねて刺し子し、宗教モチーフや動植物を刺繍で表現していました。
ギャラリー凜では昔ながらの技法を用いて熟練の職人に刺子をオーダーしています。

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